中国企業労働法務Q&A

Q5:再雇用した人に試用期間を再度設けることはできるのか?

A5:労働契約法の規定によれば、同一会社と同一労働者は試用期間を1回しか設けることができないとしている。なので、再度試用期間を設けることはできない。もし、長期間職務を離れており、職務になれていない場合はサポートを行って早く慣れるように指導を行わなければならない。

 

Q6:試用期間の賃金基準は?

A6:労働契約法の規定によれば、試用期間の賃金基準を労働契約賃金の80%より高くなければならず、且つ会社所在地の最低賃金基準より高くなければならない。

 

Q7:会社は労働者に担保を要求することはできるのか?
A7:できない。会社が労働者に身分証明書、財物等の担保を要求する場合、労働行政部門は期限内に労働者本人に返してもらうように命じる。それと共に、500元以上2000元以下の罰金を処す。労働者に損害を与えた場合は、賠償責任を負う。

 

Q8:会社がどのように商業秘密を保護するのか?

A8:会社は労働者と競業制限条約を締結し、労働者に商業秘密を保つようにすることができる。

 

Q9:無期限労働契約を締結する条件は?

A9:労働契約法では、

 @労働者が当該会社に連続10年以上働いた場合;

 A会社が初回労働契約制度を実施してから、或は国有企業が制度の改正により再度労働契約を結んでから労働者が当該会社に継続10年以上働き、且つ法定定年退職年齢より10年未満である場合;

 B2回以上固定期限の労働契約を締結した場合;

 C会社が1年過ぎても労働者と書面の労働契約を締結しなかった場合;

 D会社と労働者が交渉により無期限労働契約を締結する事に同意した場合等が含まれる。

 

以上の場合、もちろん、労働者の無期限労働契約を締結する意思が前提とする。

 

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