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旅行社が代理してパスポート申請手続きを行う際に、氏名を間違って申請した場合、旅行社に対してどのように求償すべきか?
Q:現在、私は61歳である。5ヶ月前から、私は某旅行社と旅行契約を締結して、フランス、スイス、イタリア、ドイツ4カ国への旅行準備をした。当該旅行契約には、私は年寄りであるため、旅行社が責任を持って私のパスポート、ビザなど出国に必要な証明書及び様々な手続き書類をを行うと約定されている。後日、旅行社からパスポートとビザ等の手続きを全部終えているので、当社が保管し、出発当日に空港で搭乗手続きを行う際に引き渡すとの電話があった。出発当日、私は荷物を持って空港で集合し、搭乗手続きを行う際にパスポートにある氏名が私の身分証明書の氏名と一致しないことを発見したため、搭乗手続きを行うことができなかった。結果、旅行が駄目になった。現在、私は当該旅行社に対してどのような賠償を請求することができるか?

A:「最高人民法院んいよる旅行紛争案件審理における法律適用に関する若干問題についての規定」によると、旅行経営者が過失により代理して行った手続き、証明書に瑕疵が存在しまたは大事に保管する義務を果たさなかったため、紛失、毀損してしまい、顧客が旅行経営者に対して手続きの追加または関連手続き、証明書を追加しかつそれにより発生される相応の費用を負担するよう請求する場合、人民法院は支持しなければならない。ところで、旅行経営者の上記行為は旅行スケジュールに影響を与えるため、顧客が旅行経営社に対して未だ発生していない費用を返還し、損失を賠償するよう求める場合、人民法院は支持しなければならない。

 貴方と旅行経営者が締結した旅行契約において旅行経営者が責任を持ってあなたのパスポート等の証明書手続きを行うと約定されているため、旅行経営者は基本的な注意義務を果たして、証明書における各項情報について真剣に確認を行うことによって、正確性を保証しなければならない。旅行経営者が自分の義務を果たさず、それによってあなたが出国旅行ができなかったため、上記の規定に基づき、旅行経営者は未だ発生していない費用を返還し、かつ、それによって発生した損失、例えば、パスポート追加手続きに要する費用、交通代等を賠償しなければならない。同時に、旅行経営者は契約の約定に従いあなたのパスポート手続きをしっかり行わなかったため、出国旅行ができなかったことは違約行為を構成する。よって、契約において約定された比率に従い相応の違約責任を負わなければならない。

 

 

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