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低賃料の賃貸住宅の申請人が死亡した場合、その家族は継続して賃借することができるか?
Q:私は4人家族で、私と妻は小さい子供と父と一緒に低賃料の賃貸住宅で暮らしている。当該賃貸住宅は父の名義で申請したもので、現在、父が他界しているが、まだ賃貸期間が満了していない。私達夫婦の現在の収入状況を当該賃貸住宅を申請した当時の収入状況に比べると、それほど増加されておらず、毎年の賃金は最低収入基準を超えていない。この場合、私は父の賃貸住宅を相続しまたは継続して賃借することができるか?

A:低賃料の都市賃貸住宅は政府または使用者が住宅分野において実施する社会保障として、最低収入家庭または保障が必要なその他の家庭向けのもので、賃料手当を提供しまたは低賃料で賃貸する保障を与える住宅を言う。

「中華人民共和国相続法」によると、被相続人自分が所有する財産でないと相続することができない。低賃料の都市賃貸住宅は低所得者向け賃貸住宅の性質を持っており、賃借人は当該賃貸住宅に対して不動産所有権を有していないため、相続可能な遺産に属さない。かつ、「最低収入家庭向け都市低賃料賃貸住宅管理弁法」の関連規定によると、低賃料の住宅待遇を受ける最低収入家庭は、毎年不動産行政主管部門または不動産行政主管部門が委託した機構に対して家庭の収入、家庭構成員の人数及び住宅変更状況を事実通りに申告しなければならない。よって、低賃料の賃貸住宅を賃借する場合は一定の条件を具備しなければならず、条件に適合しない場合、賃借人は当該低賃料の賃貸住宅から退出しなければならない。要するに、低賃料の賃貸住宅は遺産として相続することができない。但し、「公共賃貸住宅申請、審査確認及び賃借管理弁法」の関連規定によると、賃借人が賃貸期間内に死亡した場合、審査確認の結果、当該家庭が依然として公共賃貸住宅の申請条件に適合する場合、当該家庭は規定に従い新たな賃借人を推薦して改めて賃貸借契約を締結することができる。もし家庭に共同申請人がいない場合、賃貸借契約は自動的に終了される。よって、あなたの説明に従い、あなたの家族3人が現在も依然として公共賃貸住宅の申請条件に適合する場合であれば、あなたを新たな賃借人として関連住宅保障管理部門と改めて賃貸借契約を締結することができる。

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