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退職金を引き落とす裁判所の行為は合法であるか?
Q:李氏の父は元々国有企業で働いた。現在、既に退職している。裁判所は、被申立人が李氏の父である扶養紛争事件を執行する際に、李氏の父の退職金口座を凍結すると共に、一部の退職金を引き落とした。李氏の父の唯一の収入は退職金である。裁判所の引落行為は合法であるか?A:李氏の父の退職金を引き落とす裁判所の行為は合法である。中国民事訴訟法第第 240 条 は「被執行人が、執行通知どおりに法律文書で確定された義務を履行しない場合には、人民法院は、被執行人が義務を履行しなければならない部分の収入を差し押さえ、引き出す権限を有する。但し、被執行人及びその扶養家族の生活必需費用は、留保しなければならない。人民法院が収入を差し押さえ、引き出す場合には、裁定を下し、かつ執行協力通知書を発しなければならず、被執行人の所属する単位、銀行、信用合作社その他の貯蓄業務を行う単位は、これを処理しなければならない。」と定めている。執行に供することが可能な退職人員の財産または収入で十分に債務を弁済することができない場合、裁判所は退職金支給単位または社会保障機構に対して当該退職人員の退職金の引出に協力するよう求めることによって、当該退職人員の債務を弁済することができる。その際に、もちろん、李氏の父の合法的権益を公平に守るために、裁判所は執行する際には、李氏の父の必要な生活費用を留保しなければならない。
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