夫が麻薬を吸う場合、妻は裁判所に対して離婚判決を申し立てることができるか?
Q:最近、李氏は、夫の王氏は麻薬を吸っていることを発見した。家でもよく吸っているため、耳にたこができるほど忠告したが、効かなかった。それで、李氏は中国裁判所に対して離婚訴訟を提起して、離婚判決を請求したいと考える。
A:「中華人民共和国婚姻法」第32条によると、男女一方が離婚を求める場合、関係部門を調停を行いまたは直接人民法院に対して離婚訴訟を提出することができる。
人民法院は離婚事件について審理する際に、調停を行わなければならない。もし双方の感情が既に破綻し、調停が無効になった場合、離婚を許可しなければならない。
次のいずれかに該当し、調停が無効になった場合、離婚を許可しなければならない。
(一)重婚の場合または配偶者のある者が他人と同棲した場合。
(二)家庭内暴力を実施しまたは家庭構成員を虐待、遺棄した場合。
(三)賭博、麻薬を吸うなど悪習について何度も注意しても改めない場合。
(四)仲が悪くて別居した期間が満2年である場合。
(五)夫婦の感情を破綻させるその他の場合。
一方に対して失踪宣告がなされ、他方が離婚訴訟を提起する場合、離婚を許可しなければならない。
李氏の夫である王氏は麻薬を吸う悪習があり、しかも家でよく麻薬を吸うため、李氏は人民法院に対して離婚訴訟を提起して、離婚判決を請求することができる。人民法院は当該離婚訴訟について調停を行い、調停が不調となった場合、離婚を許可する判決を下さなければならない。
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