Aは紛失した自転車を取り戻すことができるか?
Q:前日、李氏は近所の張氏が去年紛失した電動自転車に乗っていることを発見した。李氏が張氏に尋ねたところ、超氏の店で購入したという。張氏は李氏に購入したことを示す領収書を見せた。その後、紛失した電動自転車は超氏が拾得したことも分かった。この場合、李氏は紛失した電動自転車を取り戻すことができるか?
A:中国「物権法」第107条は「所有権者またはその他の権利者は紛失物を取り戻す権利がある。当該紛失物が譲渡により他人に占有された場合、権利者は無処分権者に対して損害賠償を請求する権利がある。または、譲受人を知っているまたは知り得た日より2年以内に現物返還を請求する権利がある。但し、譲受人が競売または経営資格を有する経営者から当該紛失物を購入した場合、権利者は現物の返還を請求する時に譲受人が支払った費用を支払わなければならない。権利者は譲受人が支払った費用を支払った後、無処分権者に対して求償する権利がある。」と定めている。
本件において、紛失した電動自転車は超氏に拾得され、張氏が超氏から購入したものであるため、超氏を無処分権者で、張氏は譲受人である。よって、李氏は上記法律規定に従い自分の電動自転車を取り戻すことができる。
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