学生が自転車に乗って走り、橋から転落して死亡した。橋に欠陥があった場合、誰が責任を負うべきか?
Q:李氏は今年15歳で、中学校の学生である。この間、李氏は、自転車に乗って橋を渡る時、不注意で脱落したガードレールの所から落ちて川に溺れて死亡した。この橋は、長期間修理せず、誰も管理・メンテナンス作業を行っていなかったため、橋のカードレールが全部脱落してしまった。この場合、当該橋について管理責任を負う当該鎮人民政府は李氏の死亡について責任を負うか?
A:本件において、鎮人民政府は橋の所有者、管理者として、脱落した橋の部分について直ちに修理することによって、通行人の通行安全を保証しなければならないが、修理作業を怠ったため、李氏がカードレールから転落して死亡するという悲惨な結果が生じてしまった。よって、当該鎮人民政府は李氏の死亡について賠償責任を負わなければならない。但し、李氏は15歳で、民法上の制限民事行為能力者として、自ら自転車で走る能力があり、かつ道路の状況についても熟知しているはずであり、橋のカードレールに欠陥があることも知っているはずである。本件において、李氏は自分の安全注意義務を果たしていなかったため、橋から転落して死亡した。よって、李氏本人にも一定の過失があるため、当該鎮人民政府の賠償責任をある程度軽減しなければならない。
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