最新情報

製品運輸者の過失による欠陥について、誰が責任を負うか
Q:私はある商店でブランドの除湿器1台を購入したが、購入した当日の夜、使用する時、火災が発生した。公安消防局は、火災発生は除湿器の欠陥が原因だと認定した。それで、私はすぐに当該商品のアフターサービスに連絡して、製品品質鑑定部門に依頼して鑑定したところ、当該除湿器は国と業界の基準に適合しているため、他人の人身、財産安全に危険をもたらす不合理的な要素は存在しないが、除湿器に欠陥が生じたことは運輸者が運輸基準に従って整理して置かず、運輸途中に除湿器の部品が脱落してしまったことが原因で、それにより除湿器が通常通りに運伝できなくなって、機械が加熱して火災が発生した。しかし、現在、私は運輸者が誰かも知らないので、一体誰が賠償責任を負うべきであるかについて伺いたい。

A:「中華人民共和国権利侵害責任法」第43条は、「 製品に欠陥があったことにより損害を生じさせた場合には、被権利侵害者は、製品の生産者に賠償を請求することができ、製品の販売者に賠償を請求することもできる。 製品の欠陥が生産者によって生じた場合には、販売者は賠償した後で生産者に対して求償する権利を有する。 販売者の故意・過失によって製品に欠陥が生じた場合には、生産者は賠償した後で販売者に対して求償する権利を有する。」と定めている。

消費者は製品に欠陥があったことにより損害を被った後、当該欠陥は一体誰がもたらしたかについて不明確である場合があるため、誰に対して賠償を請求すべきかについても知らない場合がしばしばある。このような問題を解決するために、「中華人民共和国権利侵害責任法」は、製品の欠陥により損害がもたらされた場合、権利侵害を受けた者は製品の生産者に対しても、製品の販売者に対しても賠償を請求することができる。運輸者、倉庫保管者等第三者の過失により製品に欠陥が生じ、それによって他人に損害を被らせた場合、製品の生産者、販売者が賠償責任を負った後、製品の欠陥をもたらした過失のある運輸者、倉庫保管者等の第三者に対して求償権を行使することができると定めている。

よって、質問において述べられた状況に基づき、あなたは除湿器の生産者または販売者に対して賠償を請求することができる。生産者と販売者はあなたの損失を賠償しなければならない。生産者と販売者は賠償した後、運輸者に対して求償することができる。

 

場所:〒 200001 上海市延安東路55號工商聯大樓32F

日本語業務担当:アルタイ  携帯:0086-138-1788-5788 (24時間日本語対応) E-mail:altai@nuodilaw.com

事務所その他電話:0086-21-53085022   FAX:0086-21-53082933

Copyright © 2010-2018, nuodilaw.net. All rights reserved.