農民が出稼ぎ先で事故に遭い死亡した場合、何を基準にして賠償請求をすべきか
Q:楊氏がオートバイに乗って出稼ぎ先の都会の大道で走っている時に、秦氏の車両と衝突して、楊氏は即座で死亡した。交通警察官が現場調査を行ったところ、秦氏が全ての責任を負うことになった。事故の発生後、楊氏の妻は、楊氏は数年間当該都会で仕事しており、経常居住地及び主な収入出所も当該都会であるため、都会居民平均収入に従い倍所金を計算しなければならないと主張した。これに対して、秦氏は、楊氏の戸籍は農村戸籍であるため、農村居民収入に従い賠償金を計算しなければならないと主張した。この場合、秦氏が支払うべき賠償金はどの基準に従い計算すべきであるか?
A:最高人民法院民一廷による「経常居住地が都会である農村居民が交通事故のため傷害を受け、死亡した場合にどのように賠償費用を計算するかについての回答」の規定によると、事件の実情に基づき、被害者の住所、経常居住地等の要素と結びつけて、都会居民の平均収入(居民の平均消費支出)または農村居民の平均純収入(居民の平均年間生活消費支出)の基準を適用して確定しなければならない。本件において、楊氏は農村戸籍を有するが、都会で働き、かつ、居住期間が既に1年以上経っており、経常居住地と主な収入出所も都会であるため、関連賠償費用は現地の都会居民の平均支配可能な収入に基づき計算しなければならない。
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