締結した不動産売買契約は有効であるか?
Q:私の戸籍は黒龍江省の農民戸籍を有しているが、ここ数年、北京に来て出稼ぎをして、ある程度お金を貯めた。私は、北京の郊外にある農民趙氏と不動産売買契約を締結して、人民元6万元で物件を購入した。私は代金を支払った後、内装して数年間生活した。現在、物件を取り壊して立ち退かなければならないが、趙氏は私に対して立ち退き料のために物件の返却を求めている。また、趙氏は、我らが締結した不動産売買契約は無効であると主張しているは、趙氏のこのような主張は成立するか?
A:中国では、宅地は農村集団経済組織構成員が所有するものであるとされている。通常、当該村の集団経済組織の構成員ではないと宅地に対して不動産建築申請を行うことができない。よって、村民は不動産を販売する際、不動産建築用地申請条件に適合する村民に販売しなければならない。不動産と土地の一体主義と「一括して処分する」原則に従うと、あなたは都市居民ではなく、また、宅地の上に建築した不動産を購入したあなたの行為は法律の規定に違反しているため、あなたと趙氏との不動産売買契約は無効である。但し、契約の無効によりもたらされた損失及び内装費用及び不動産の付加価値について、あなたは趙氏に対して返還及び賠償を求めることができる。
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