汽車の外からの投石により傷害を受けた場合、誰に対して賠償を請求すべきか？
Q：春節に私は列車に乗って帰省した。しかし、帰省列車が某村を経過する時、道路沿いに遊んでいる子供達が列車に向けて投石したところ、私の頭に当たり、私は重傷を負ってしまった。私はこの状況をすぐに列車の警察に通報して、下車して病院に向かった。病院で合計医療費人民元9000元を費やした。私の損害は誰に対して求償すべきか？

A：最高人民法院による「鉄路運輸人身損害賠償紛争事件審理における法律適用に関する若干問題についての解釈」第13条第2項によると、車外の第三者が投石などの行為により社内の乗客に人身損害がもたらされた場合、賠償権利者が先行して鉄路運輸企業に対して賠償を請求した場合、人民法院は支持しなければならない。鉄路運輸企業が賠償金を支払った後、第三者に対して求償する権利がある。

　　車外の第三者が投石などの行為により社内の乗客に人身損害がもたらされた場合、投石した第三者が権利侵害行為の実施者であるため、権利侵害賠償責任を負わなければならない。但し、この場合は、列車の走行スピードが速すぎるし、しかも随時に停車しないため、投石した第三者が複数である場合、実際の権利侵害者を探すのが非常に難しい。乗客の合法的権益を守るために、乗客が速やかに効果的な救済が得られるよう、当該司法解釈の規定に基づき、この場合、乗客は先行して鉄路運輸企業に対して賠償を請求し、鉄路運輸企業が賠償金を支払った後、投石した第三者を探すことができる場合、第三者に対して求償することができる。