息子が幼稚園で接触事故に遭った場合、幼稚園は責任を負うか？
Q：私の息子は今年5歳で、幼稚園に通っている。幼稚園は自分の庭にある地下室を某社に倉庫として賃貸してあげた。前日、私の息子は自由活動時間帯に他の子供と一緒に庭で遊んでいる時に、某社の車両運伝手が操作ルールに違反して車両の後ろに人がいる事に気付かなかったため、私の息子に接触し、息子は怪我をしてしまった。息子の頭を５針縫合し、軽度の脳しんとうと骨折で、１０日間入院して治療を受けた。この場合、幼稚園は責任を負うか？

A：「中華人民共和国権利侵害責任法」第四十条は、「 民事行為能力が無い者または民事行為能力が制限されている者が幼稚園、学校またはその他の教育機関において学習、生活している間に、幼稚園、学校またはその他の教育機関以外の人員から人身の損害を受けた場合は、権利侵害者が権利侵害責任を負う。幼稚園、学校またはその他の教育機関は管理の職責を十分に果たしていなかった場合、相応の補充責任を負う。」と定めている。

　本件において、あなたの息子は正常に遊んでいたため、何の過失もない。運伝手は権利侵害行為について直接責任を負う者であるため、権利侵害責任を負わなければならない。幼稚園は自分の地下室を某社に倉庫として賃貸してあげたことは、安全に隠れた危険を残しており、管理に過失があるため、相応の補充責任を負わなければならない。補充責任は権利侵害責任を負う者を探すことが困難な場合または権利侵害責任を負う者が全ての責任を負う能力がない場合、幼稚園が責任を負うが、幼稚園が管理職責を果たしていない程度に基づき負担すべき賠償金額を確定しなければならない。